住宅購入における頭金はどのくらい必要?

公開日:2023/11/15  最終更新日:2023/09/01

頭金

住宅を購入したいと考えたとき、頭金はどのくらい必要なのかわからないという人もいるでしょう。頭金を多く用意すればローンの月々返済額を抑えられますが、預金を手放さなければいけません。家計を圧迫しない範囲で頭金を用意することが重要です。今回は住宅ローンを組む際に頭金はどれくらい必要かについて説明します。

“頭金とは?“

ローンをこれまでに組んだ経験がない場合、頭金を支払ったことがないという人もいるのではないでしょうか。ローンを組んで物や住宅を購入するときは、先に一部の金額を納めるのが一般的です。この際に先に納めるお金を頭金とよびます。

先に支払うお金が多ければローンの借入金額は少なく、先に支払うお金が少なければローンでの借入金額は多くなります。頭金を多く支払うと借入金額が少なくなるので、月々の返済額が少なくなる、ローンの返済期間が短くなる、利息率が低くなるのがメリットです。

住宅購入において頭金はどのくらい必要?

住宅購入において頭金はどのくらい必要なのでしょうか。紹介していきます。

2割くらいまでが目安

住宅を購入したいと思ったとき頭金はどのくらい必要なのでしょうか。現在の貯蓄から支払えるのか、もしくはこれからどれくらい貯蓄していけばよいのか判断するためにも、どのくらい必要なのかは重要なポイントです。

一般的には購入する住宅の2割くらいまでの金額を頭金で支払うとよいと言われています。購入したい住宅の2割くらいを頭金で支払う場合、かなりまとまった金額を納めなければいけなくなるので、すぐに支払うのは難しい場合もあるでしょう。

何年かかけて、貯蓄をしてから購入しようと、住宅の購入を先延ばしにしてしまう場合もあります。

また2割くらいまでの金額を貯蓄から支払える能力があっても、万が一の場合に備えて手元にお金を残しておきたいから、まだ住宅の購入は先にしようと考える場合もあるでしょう。しかし実際は頭金の設定を購入したい家の金額の2割までに設定していない人も多くいます。

頭金は必ず2割でなくてもよい

これまでに頭金は購入したい住宅の2割くらいまでの金額が必要と説明しましたが、頭金の支払を1割程度に抑えて住宅ローンを組んでいる人も多くいるようでした。それではなぜ2割までを頭金として用意するとよいと言われているのか気になるポイントです。

2割がよいと言われている理由は、2割で設定すると頭金を支払うことのメリットを多く得られるからです。先に多く支払って、借り入れる金額が少なくなればローンの利息率が低くなるので、同じ金額の住宅を購入した場合でもトータルで支払う金額が少なくなります。

またローンは年齢や職種により、審査の通りやすさが変わりますが、頭金を多く支払うことによりローン審査を通りやすくなります。月々の返済額を抑えたり、もしくは返済する期間を短くしたりできるのがメリットです。

しかし頭金を2割までに設定しなくても月々の無理のない範囲で返済金額を設定できるのであれば無理に支払う必要はありません。頭金を多く支払った方が、よりメリットが大きいのではと思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、貯蓄ができるまで時間を設けてしまうと、ローンを組み始める年齢が高くなり、高齢になってからもローンを支払わなければならない可能性も出てきます。多く支払い過ぎたことによって、家計の貯蓄がなくなってしまうこともリスクが高いです。

今後教育費が増える予定なので手元に現金を残したい、病気やケガ、介護などに備えて貯金を切り崩したくないなど不安がある場合は、無理のない範囲で月々の返済額を設定しましょう。

また、自分にいつまで返済の能力があるのか考慮して、頭金の設定や月々の支払金額を割り出すとよいです。自分ではどのような計算をすればよいかわからない場合は、インターネットの返済シミュレーションなどを利用するとよいでしょう。また、近くの住まいの相談窓口などに相談するのもおすすめです。

頭金ゼロでは厳しい?

無理のない範囲で支払うとよいと説明をしてきましたが、頭金がゼロの場合でもローンは組めるのでしょうか。頭金がゼロの場合はローンを組める場合と組めない場合があります。

ローンに申し込みすると、申し込みをした人の借入可能額が決定されますが、購入する金額がこの借入可能額を超えている場合は、頭金を支払わないと返済能力が不足しているとみなされローンが組めない場合があります。

利息率も高くなり返済が難しくなるなどのデメリットもあるので頭金はゼロではない方がよいでしょう。ローンの期間が長期にわたると家を売却したいと考えたとき売却価格よりも、ローンの残り金額の方が多いといった心配もあります。

返済期間、月々の返済額を考慮し、将来の設計をしたうえでローンを組むとよいでしょう。

まとめ

住宅購入において頭金はいくらくらい必要かについて説明しました。2割ほどを支払うとよいと言われていることがわかりました。利息率が低くなったり、返済期間を短くできたり、月々の返済金額を抑えられるメリットがあるからです。

しかし、貯金をするのに時間がかかって、住宅の購入時期が遅くなってしまう、手元に現金がなくなってしまうリスクから、頭金の設定を1割程度に抑えている場合も多くありました。頭金がゼロの場合は審査が通らない場合や、返済期間が長くなりすぎてしまうという不安点があります。

返済可能な期間と月々返済可能な金額を割り出し、無理のない範囲で頭金を設定するとよいでしょう。

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